宮津市について

宮津市は、京都府北部にある海に面した人口1万6000人ほどの小さな街で、市街地を含め、大きく10の地区に分かれています。それぞれの地区にお祭りや地蔵盆などの習慣が根ざしており、困ったときに助け合ったり、玄関先に野菜や魚がおいてあったりと、顔の見える近所づきあいが続いています。

日本海側気候で、比較的雨が多く冬には雪が積もることも。夏は砂浜で海水浴、冬は庭でかまくらづくりが子ども達の遊びの定番です。また、秋には「ウラニシ」と呼ばれる独特の気候があり、秋晴れの空を見て出かけると急に雨が降ってきたり、雨が降ってきたかと思うと晴れ上がったり。「弁当忘れても傘忘れるな」は、おじぃ、おばぁから伝わる言葉です。
宮津市の歴史は古く、約2200年前の天橋立の形成とともに人が住み始め、奈良時代に丹後国府が置かれた府中地区は、政治・経済・文化の中心として栄えました。
江戸時代に入ると、中心地は府中から宮津市街地に移ります。北海道から大阪までを繋ぐ日本海貿易船北前船によって栄え、その栄華は南の祇園、北の宮津と称されるほど。宮津踊りの一節「♪二度と行こまい丹後宮津〜 ♪丹後の宮津でピンと出した」というフレーズにも伝えられます。 宮津市の1年は、春の五穀豊穣を願う祭りに始まり、夏は燈籠流しや盆踊り、地蔵盆が行われ、秋には五穀豊穣に感謝する祭りがあるなど、多くの伝統行事が続いています。また、観光地ということもあり、住民や観光客も楽しめるイベントが数多く開催され、住んでいる人の数以上の賑わいを感じられます。
私たちの自慢は、日本三景のひとつ「天橋立」や、ミネラル豊富な雪解け水で育つ美味しい農作物、またその水が流れ込んだ海で獲れる海産物です。特に天橋立の東西に広がる宮津湾や阿蘇海は、プランクトンを育てるフラスコのような役割をしていて、獲れる魚は丸々としています。昔から干物づくりが盛んですが、それは保存食としてではなく、味を凝縮するための調理加工で、よりおいしく食べるための工夫です。

市内エリア紹介

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Aエリア >> #日ヶ谷 #養老 #世屋

【日ヶ谷】

【日ヶ谷】〜イタヤカエデの巨木など、豊かな森とともに生きる地区〜

〜イタヤカエデの巨木など、豊かな森とともに生きる地区〜

伊根町に隣接する山合いに広がる地区で、高齢化率が63%以上と市内でもっとも高齢化が進んでいます。
交流人口を増やすため、ビオトープを作り、蓮を育て、蓮を眺めながら交流する観蓮会を開催するなどの取り組みが進められています。

地区内は農業を営む人が多く、農産加工品として作られる日ヶ谷そばを年越しに食べる市民が多くいます。また、農閑期の冬には、宮津燈龍流し花火大会で流される約1万個の燈龍の土台部分をワラで編む桟俵作りなど、手仕事が行われています。

《自治会》
立、大西、厚垣、落山、薮田
《保育園》
養老保育所
《小学校》
養老小学校
《中学校》
橋立中学校(車で20分ほどの与謝野町岩滝にあります)
※スクールバスで登校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
養老診療所(内科、小児科)、養老歯科医院

【養老】

【養老】〜海と山との距離がリアスな地区〜

〜海と山との距離がリアスな地区〜

養老地区には日本海をのぞむ三つの漁港があり、一年を通して様々な海の幸が漁獲され、山間部には海星公園の呼び名で親しまれる広大な敷地を誇る自然公園「京都府立海と星の見える丘公園」があるなど自然に囲まれた地区で、海と山が非常に近く、集落は海沿いや山間部の谷間に広がっています。

養老漁業株式会社の定置網体験や、海星公園の自然体験など、子どもが楽しめる体験プランが充実しており、家族づれの観光客が多く訪れます。

《自治会》
田原、大島、岩ヶ鼻、外垣、長江、里波見、中波見、梅ヶ谷、奥波見
《保育園》
養老保育所
《小学校》
養老小学校
《中学校》
橋立中学校(車で20分ほどの与謝野町岩滝にあります)
※スクールバスで登校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
養老診療所(内科、小児科)、養老歯科医院

【世屋】

【世屋】〜手に職を持った職人が暮らす集落〜

〜手に職を持った職人が暮らす集落〜

山あいに棚田が広がる地区で、遠く宮津湾が望めます。冬は雪深く家々には雪囲いが施されます。多くの人が手に職を持っており、自然と密度の高い営みを続けています。
50世帯ほどが暮らす小さな地区ですが、住民同士の関わり合いが深く、色濃い生活を送っています。
また、茅葺きの家や棚田など、美しい日本の原風景を求めて訪れる人も多く、手仕事を体験する体験実習館や藤折り伝承館などがあります。

上世屋定住促進サイト「小さく生きてきた。」(https://kamiseya.com

《自治会》
畑、下世屋、上世屋、松尾、木子
《保育園》
日置保育所(日置地区)
《小学校》
日置小学校(日置地区)※スクールバスで登校
《中学校》
橋立中学校(車で20分ほどの与謝野町岩滝にあります)
※スクールバスで登校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
日置診療所(内科、小児科、アレルギー科)

Bエリア >> #日置 #府中

【日置】

【日置】〜宮津の一大農業地〜

〜宮津の一大農業地〜

海辺には別荘地が建ち並んでいますが、山側には昔からの家並みの静かな通りがあります。
外海(日本海)に面していて風の強い日には荒々しい海となりますが、穏やかな日には一日中眺めていられるようなたおやかな海となります。
また山まで続く耕作地は、秋になると稲が実り一面が黄金色に。太陽の光を浴びて輝く風景には心が癒されます。

日置小学校の全校生徒数は、世屋地区から通う子ども達も入れて30人弱。人口700人ほどの地区ですが、前述の通り別荘地にマンションやグランピング施設などもあり、夏には多くの人が訪れます。

《自治会》
浜、日置上
《保育園》
日置保育所
《小学校》
日置小学校
《中学校》
橋立中学校(車で20分ほどの与謝野町岩滝にあります)
※スクールバスで登校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
日置診療所(内科、小児科、アレルギー科)

【府中】

【府中】〜顔の見える近所づきあいが続いている地区〜

〜顔の見える近所づきあいが続いている地区〜

府中地区の歴史は古く、奈良時代には丹後国府が置かれるなど丹後地方の中心地でした。

天橋立や元伊勢籠神社、西国二十八番札所成相寺、丹後国分寺跡など名所が集まっていて観光業が盛んな地区です。また、溝尻地区の舟屋や江尻地区の漁港などの漁村や、米やワインぶどうの栽培が盛んな農村もあるバラエティ豊かな地区です。

各自治会内の縦横の繋がりだけでなく、府中地区全体の繋がりも強く、地区運動会や自治会対抗ソフトボール大会など、全自治会が参加し盛り上がります。

春に催される元伊勢籠神社の葵祭では、自治会ごとに太刀振りや神楽など奉納の役割が決まっていて、子ども達も楽しんで参加します。練習では地区のおじぃから太刀振りや笛、太鼓などを教わるため、自然と地区内で縦、横の繋がりが生まれます。

地区内では顔の見える付き合いが続いていて、地区の人が小学校への登下校に付き添い子ども達を見守るなど、地区で子どもを大切にする習慣があります。


府中地区移住促進プロモーション動画



《自治会》
江尻、天橋、難波野、大垣、中野、小松、溝尻、国分
《保育園》
府中子ども園
《小学校》
府中小学校
《中学校》
橋立中学校(車で5分ほどの与謝野町岩滝にあります)
※スクールバスで登校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
府中診療所(内科、小児科、アレルギー科)

Cエリア >> #栗田 #由良

【栗田】

【栗田】〜海辺の地区、栗田半島〜

〜海辺の地区、栗田半島〜

東に栗田湾、西に宮津湾を有する栗田地区は、京都府立海洋高校や丹後魚っ知館(うおっちかん)水族館、宮津市海洋釣り場など海辺ならではの施設がたくさんあります。
地元では「栗田アナゴ」と呼ばれるヌタウナギが名物で、交通の要・京都丹後鉄道栗田駅には、海洋高校生が栗田湾で獲れた魚を飼育する水槽も。海と馴染みの深い地区です。

秋には栗田祭りが各自治会で開催され、中でも上司、小寺が行う神輿の先頭を奪い合う喧嘩神輿や子どもから大人までが参加する太刀振り、子どもが行う不波太鼓は見ものです。

《自治会》
新宮、脇、中村、小寺、上司、中津、小田宿野、島陰、田井、矢原、獅子、銀丘、鏡ヶ浦
《保育園》
栗田幼稚園
《小学校》
栗田小学校
《中学校》
栗田中学校
《高等学校》
海洋高校(栗田地区)、宮津天橋高校(宮津市街地)など
《病院》
なし

【由良】

【由良】〜海・山・川 自然に囲まれた静かな地区〜

〜海・山・川 自然に囲まれた静かな地区〜

海岸線には海水浴場や民宿、ペンションが並び、夏には海水浴客、冬にはカニを求め訪れる観光客で賑わう地区です。
国道から通りを一本入ると静かな住宅街が広がり、徒歩専用の狭い道が張り巡らされた、昔ながらの町並みが残っています。
集落を抜け、さらに山側に向かうとそこには農地が広がります。田んぼや畑だけでなく、みかん畑やオリーブ畑もある特徴的な地区です。

普段の人通りは少ないですが、祭では神輿が地区内を巡行し、4つの自治会がそれぞれの神社に神輿を奉納するなど賑わいをみせます。また、地区対抗の運動会では老若男女が大集合し、大いに盛り上がります。

南にそびえ立つ由良ヶ岳、東に流れる由良川、北に広がる日本海と、三方を自然に囲まれた由良地区は、比較的積雪も少なく過ごしやすい環境です。

《自治会》
由良脇、由良宮本、浜野路、港、下石浦、上石浦
《保育園》
栗田幼稚園(栗田地区)
《小学校》
栗田小学校(栗田地区)
《中学校》
栗田中学校(栗田地区)
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津地区)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
由良診療所(外科、内科、脳外科)

Dエリア >> #吉津 #宮津

【吉津】

【吉津】〜東と西で異なる顔を持つ町〜

〜東と西で異なる顔を持つ町〜

吉津地区は、東側に天橋立の付け根にある観光地区・文珠が、西側にはステンレスのトップメーカー日本冶金工業の工場が立地、中央には住宅街と農耕地帯が広がり岩滝口駅があります。

文珠は日本三景天橋立や智恩寺などの名所があり、ホテルや旅館、土産物屋などが建ち並ぶ日本海側屈指の観光地で、年間約300万人が訪れる賑やかな町です。

《自治会》
須津、夕ヶ丘、浜垣、宝山、文珠
《保育園》
吉津子ども園
《小学校》
吉津小学校
《中学校》
橋立中学校(車で3分ほどの与謝野町岩滝にあります)
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
なし

【宮津】

【宮津】〜宮津のあらゆる中心地区〜

〜宮津のあらゆる中心地区〜

地区名のとおり、宮津市の中心となる地区で、行政機関、商工会、商業施設、店舗、銀行、病院など、生活に必要なサービスがコンパクトにまとまっています。
山王宮日吉神社と和貴宮神社で同時に行われる祭礼「宮津祭」は、江戸時代から続く伝統ある行事で、毎年5月13日から15日まで開かれ、神輿を中心に市街地を巡り、この地の平安を願います。神楽や浮太鼓と呼ばれる太鼓も町内を巡り、太鼓や笛の音が賑やかに、威勢良く鳴り響く賑やかなお祭りです。
船着場からは天橋立への観光船が運航し、春から秋にかけて大勢の観光客が訪れます。
多くのミネラル分を含む大江山の雪解け水が流れ込む宮津湾では、ナマコやとり貝など、類を見ない大きさのものが漁獲され、新鮮な海の幸を楽しむことができます。
保育園、幼稚園から高校までが地区内にあり、子どもの遊ぶ施設や学習塾、ピアノ教室、ダンススクールなど、子育て環境が充実しています。
地区内に自治会が約40あり、各自治会によって青年会や婦人会、子ども会を設けているところも多く、地区で催されるイベントはそれぞれによって異なります。
消防団などもあり、強制参加ではありませんが多くの人が参加し、町を守っています。

《自治会》
約40
《保育園》
亀ヶ丘保育園、みずほ保育園、たんぽぽ保育園、キッズスクールHOPSTEP
《幼稚園》
宮津幼稚園、暁星幼稚園
《小学校》
宮津小学校
《中学校》
宮津中学校
《高等学校》
宮津天橋高校、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
内科9、外科5、小児科1、産婦人科1など

Eエリア >> #上宮津

【上宮津】

【上宮津】〜古きを大切に、新しきに取り組む移住者注目の集落〜

〜古きを大切に、新しきに取り組む移住者注目の集落〜

鬼伝説が残る大江山の裾野に広がる田園集落で、近年は移住者も増えてきている注目の地区です。
伝統行事など、先人から受け継がれたものを大切にしながら、新しいイベントを開催するなど地域活動が活発で、自然を生かしたワサビの栽培やホンモロコの養殖など、働く場づくりにも力を入れています。

京都縦貫自動車道天橋立ICは上宮津と宮津市街地の間にあり、集落はそこから大江山の尾根を越えて広がります。

《自治会》
小田、喜多、今福、天神、鳥が尾、松縄手
《保育園》
亀ヶ丘保育園、みずほ保育園、たんぽぽ保育園、キッズスクールHOPSTEP
《幼稚園》
宮津幼稚園、暁星幼稚園
《小学校》
宮津小学校
《中学校》
宮津中学校
《高等学校》
宮津天橋高校(宮津市街地)、海洋高校(栗田地区)など
《病院》
なし

※《病院》は一般社団法人与謝医師会に加盟する医療機関を掲載しています。