#その他

いつか、あなたの住むまちvol.1

重田さんご家族

2022.03.05

#その他 #移住者 #Bエリア_日置_府中

Bエリア_日置_府中

府中地区で生活されている方々にインタビューした内容を、全3回に渡ってお届けします。
今回、ご紹介するのは重田さんご家族です。

日常に天橋立が望める生活、常にそこにあって癒される景色

――奥様の地元にJターンの浩志さんと、地元育ちで後に東京で過ごしUターンされた舞さんですが、府中での暮らしの中で一番住んでいてよかったなと思う時っていつですか?

浩志さん:橋立の景色ってやっぱりこう惹かれるものがすごいあって、例えばだけど、車で違う県に行ってキャンプして、いろんな景色を見て帰ってくるんだけど、帰ってきた時に橋立を見たらやっぱりいちばん綺麗だし、ほっとする。帰ってきたなって思うし、プラス、あれ?今までいっぱい良い景色見てきたけど、やっぱりここが一番好きだなって思う。いいよね、府中。朝と夕方も太陽光が綺麗だし。すごい綺麗、ここら辺は。

――東京にはない?

浩志さん:ないよね、こんな景色ね。家から海が見えるなんて府中の特徴だと思う。そういう家がいっぱいここら辺はある。

降り注ぐ太陽の光がまるでベールのよう。(傘松公園 「股のぞき発祥の地 展望台」から)

――舞さんはどうですか?

舞さん:保育園へお迎え行って、夕方にスーパー「にしがき」まで散歩してちょっと買い物して、その後ろの海を見ながらみんなでおやつ食べて、陽が沈むのを見ながら、「カモメおるかなー?」とか言いながら、みんなでそこでゆっくりする時間がいいかな。ちゃっかりビールは買うとかね笑。

――舞さんにとって府中の魅力はなんですか?

舞さん:海と山が歩いて行けるところにあるっていうのが私はここの一番いい所だと思う。子どもらと散歩でも行けるし、大きくなってきたら自転車で橋立まで行けるし。で、山もすぐ歩いて登りに行けるし。私も子どもの頃に友達と山登りして山の中で遊ぶってやっとって、夏になったら海に友達と遊びに行くってやっとったから、そこかなって。

――観光地であるが故の不便さはありますか?

舞さん:籠神社このじんじゃかと橋立まで行くと、ああ観光地だなって思うけど、うちは山側だしそんなに思わんかな? 唯一「にしがき」に行くと、今日は人多いなって思う日あるけど、それ以外は観光客の方がいても、ああ人たくさんきてくれとってよかったって。ここら辺は観光業で潤うから、きてもらえてありがたいなと思う。ありがたい面もあるけど、マナー守ってほしいなって時もあるけど。

観光シーズンは車も人もいっぱいになる国道も普段は車も少なく快適にすごせる。

子育てで繋がる地域との絆と地域への貢献

――若い世代と地域との関わりあいはどうですか?

浩志さん:東京では僕が住んでた下町でもなかったし、祭りってなかったから、移住後、祭りのために笛とか太鼓とか練習しなきゃいけないのが最初は嫌だった。仕事終わってゆっくりしたいしって抵抗があったけど、でもやっていくうちに祭りで子どもたちもイキイキ楽しそうにしてるし、ああ、こういうのもいいかなって思って。それからは積極的に参加してる。ここの人たちは祭りをしながら育ってきてるから、それが当たり前の景色で、みんな祭りの話になるとイキイキするよね。祭りの当日になると、普段見ないおじいちゃんやおばあちゃん達も出てくるし。みんな好きなのよ。

舞さん:小学校の登下校に見守り隊って、地域のボランディアの人がついてきてくれる。子どもが好きなおじいちゃんおばあちゃん世代の人がついてきてくれるから、安心だし、地域との関わりもできるし、子ども達にとってもいいかな。見守り隊をしてくれてる人と知り合いで、その人は子どもが好きやから関われるのが嬉しいって言ってくれてて、そういうの嬉しい。

――地域で子どもたちを見守ってくれているんですね。そんな関わりで逆に大変だったり面倒だったりすることはないですか?

舞さん:そんなないかな。でも、私は一回都会に出てるから、柔軟性は都会の方があるかなとは思う。おじいちゃんおばあちゃんがおってありがたいけど、新しいものを入れるってなった時の柔軟性は都会よりは少ないけど、でもそれを変えていこうとするのはとっても大変なことなんだろうと思う。年を重ねてる人たちの営みが変わるっていうのは、私たちが考えとるよりもすごいむずかしい。
だからこそ、もっと地域の人と関わりをもたないとあかんと思う。そしたらこちらが言ったことに対しての聞き入れ方が全く変わってくると思うから。そういうので地域に貢献していかなあかんって思うけど、それがめんどくさいとかそういうのはないかな。

見守り隊が付き添ってくれる登下校

いちばんきれいだなと思える景色がそばにある、暮らしの中で味わえる贅沢がある府中。地域内での繋がりが深く、顔の見える関係を築けているからこそ、みんなが子どもたちを見守る温かな目となって日々の営みを支えているのですね。
そんな府中でいつか、あなたも暮らしてみませんか?

(重田浩志さんは「#くらす」にもご登場くださっています。こちらの記事もぜひご覧ください)

シェア

一覧へ戻る