#はたらく
温かくもおせっかいな宮津市民にこそ愛される場所へ
ハマカゼプロジェクト株式会社 広報マネージャー、兼「道の駅 海の京都 宮津」駅長 浜﨑希実さん
浜﨑希実さん
2025.03.03
全国に1,200箇所以上ある「道の駅」。主に各地域の特産物を扱っていますが、宮津エリアに位置する「道の駅 海の京都 宮津」(以下「道の駅 宮津」)では、面白い企画でまちを盛り上げているそう。気になる企画内容や仕事の面白さについて、運営を取り仕切るハマカゼプロジェクト株式会社の広報マネージャー、兼「道の駅 宮津」駅長を務める浜﨑希実さんにお話を伺いました。。
恒例のイベントにはプロレスラーや元野球選手が登場!
――ハマカゼプロジェクト株式会社の事業内容を教えてください。
「道の駅 宮津」の指定管理者として、敷地内にある店舗を運営しています。1つ目は飲食事業となるカフェ「HAMAKAZE Cafe」で、魚介類をはじめ宮津の食材を使ったご当地メニューをたくさん提供しています。2つ目は小売事業となる「宮津まごころ市」。毎日農家さんが持ってきてくれる朝採れ野菜や宮津の特産物を販売しています。
その他にも、同じ敷地内にあるレンタルスペースの運営や、「天橋立チーズケーキ」のような観光名所にちなんだ商品企画事業も行っています。

――では、観光客向けの事業ということですか?
たしかに週末は観光客の方が多いですし、高速の宮津天橋立インターを降りてすぐという好立地にあるので、ここで地域の魅力を知ってもらい、市内に人を誘導したいという意図はあります。
ただ、私はそれだけで終わってはもったいないと思っていて、地元の方たちにこそ愛される、まちに溶け込んだ場所を目指しています。

――生産農家と消費者をつなぐということですか?
もちろん、それもありますが、普段から「まごころ市」へ買い物に来てくださる方って、お買い物こられて、スタッフとおしゃべりされる方も多く、地域の方々の憩いの場になっているんです。
そのため弊社では、普段の営業に加え、地元の方々に楽しんでもらえるよう年に何度かイベントを開催しています。例えば2023年10月開催の「宮津BANPAKU」では、丹後を中心に近畿各地から約20軒ものキッチンカーを集めてバラエティー豊かなグルメを提供し、会場内の中央には特設リングを設けて、地元「丹の国プロレス」のレスラーや元阪神の糸井嘉男選手に登場してもらいました。その他、team AMATERASの気球搭乗体験や、ダンスチームのショーもあって、500人近い参加者が集まりおおいに盛り上がりました。2024年にも開催し、多くの方に来ていただきました。

宮津の魅力はやっぱり人
――グルメに、プロレスに、気球に、ダンス!盛りだくさんですね。「道の駅」と言うと観光のイメージが強いので、地域住民に向けてそこまで大掛かりなイベントをしているとは驚きました!
せっかく地元の食材や特産物を扱っているので、宮津の方にこそ味わってもらい、自分たちが暮らすまちの豊かさを感じてもらいたいんです。
――たしかに、地元のものって身近にありすぎて魅力に気づかいないことが多いかもしれません。でも、宮津出身の浜﨑さんが、なぜそういう考えに至ったんですか?
私も、昔は地元愛なんて全くなくて「早く都会に出たい」と思っているタイプでした。観光業を観て育ったこともあって、「宮津は観光地の天橋立に行くための通過点でしかない、何もないまちだ」って。
だけどこの仕事を始めて地元で頑張っている農家さんや事業者さんとやりとりしていると、海も山もあって環境に恵まれ、その上おいしい食材も豊富で、本当に良いところだなと考え方が変わってきたんです。

ここに並ぶのは使用する農薬の種類が制限されていたり、使用履歴も管理された、安心で安全な野菜たち。
――たしかに自然豊かな環境、そこから得られる新鮮な食材は宮津の大きな魅力ですね。
あと、宮津って人が濃いんですよ。良くも悪くも人との距離が近いって言うのかな、温かくもあるし、おせっかいでもあって(笑) 例えば「こんなことで困ってる」と言うとすぐに手を貸してくれたり、「自分は分からないけど、この人なら詳しいから聞いてみたらいいよ」って他の方を紹介してくれたり。それも大きな魅力です。
――なるほど、良い意味でおせっかいってことですね
はい、みんな本当に優しいんです。「いつも、よう頑張ってるな」って声をかけてくださる方もいるし、イベントの出店者や「まごころ市」に置く商品を紹介してくれる方もいて、みんなに見守ってもらっている実感があります。
スタッフの発案で刺身が特大サイズに
――地域の人たちとの繋がりの中で事業が育っているんですね。実際に働いている方々の様子はいかがですか?
各事業の中で最もスタッフが多いのが「HAMAKAZE Cafe」で、ここのスタッフは6名とも本当に仲が良く和気あいあいとしています。年齢も立場もバラバラですが、そんなことは全く関係ないようで、みんなが自由に意見を出し合い、「水ダコがおいしい季節だからパスタにしよう」と新メニューを作ったり、若いアルバイトさんの「これ、映えますよ!」ってアイデアを取り入れたり、日々新しいことにチャレンジして楽しそうです。

――メニューも自分たちで考えているんですか?
はい、例えば看板メニューの「刺身定食」は、オープンした頃は上品な一口サイズだったんですが、「宮津だからこそ食べられものって何だろう?」「来た価値があった!と感じてもらえる料理を提供したい」とアイデアを出し合あい、今では手のひらサイズの特大切り身を出すようになりました。
お客さんの中には、驚きのあまり「え!? 大きい!」と思わず笑ってしまう方もいて、反応が面白いんですよ。身がよく肥えているので、醤油につけた瞬間パーっと脂がほとばしる様子を見て「わー!」と歓声をあげる方もおられますし。その様子を見ているスタッフ自身も楽しんでいて、お客さんの喜ぶ姿を実感しながら働けるのは「HAMAKAZE Cafe」の良いところです。

人ひとりのアイデアが事業全体の力になる
――それは面白いアイデアですね。遊び心もあって、スタッフさん自身が楽しんでいる様子がよく分かります。
そうですね。やる気を持って働いてもらいたいので私もどんどんアイデアを採用しますし、社長も現場の声を信頼して積極的にバックアップしてくれるので、一人ひとりの声が形になりやすいんです。ちょうど今、「HAMAKAZE Cafe」のスタッフを募集しているので、興味のある方はぜひ応募してもらいたいです。
――どんな方が向いていますか?
そうですね、さっきも話した通り現場の意見を大切にする社風なので、自分で考えて積極的に意見を出せる人や行動できる人、あと飲食業に興味のある人には、やりがいを持って働いてもらえる環境だと思います。
あとは、人とのコミュニケーションが好きな人。スタッフ同士も仲が良いですし、お店に来てくださった観光客からも宮津の特産物や市内の道順について聞かれることが多く、接客業務を楽しめる人が向いています。
――新しいスタッフが増えると、さらに「HAMAKAZE Cafe」のメニューが増えそうですね。
はい、今後もみんなでアイデアを出し合いながら店を盛り上げたいと思っています。そして「道の駅 宮津」としても、より地域に根ざした場所を目指して宮津のまちに貢献していきたいです。

◎ハマカゼプロジェクト株式会社
《住所》
京都府宮津市浜町3006
《公式HP》
http://hamakaze-pjt.com
《Instagram》
HAMAKAZE Cafe
https://www.instagram.com/hamakazecafe_miyazu/
道の駅海の京都宮津
https://www.instagram.com/michinoeki_uminokyotomiyazu/
《mail》
info@hamakaze-pjt.com
《電話》
0772-25-1080